ぴーすの新年

歳を経るごとに"早く"なっていく1年がまた新たに始まった。
ある日突然近くのモノが見えにくくなってしまうし、
背後から写された自分の写真を見て、
自分の頭にある"髪の毛"の存在が過去のものになる近未来を悟ったりする。


"ドッグイヤー"なんて言うけれど、人生も50年近くになると、
ヒューマンイヤーはドッグイヤーよりも早く進んでるんじゃないの?



ドッグイヤーを生きるぴーすは、日に日に成長している。
表情が人間臭くなっているのは、その行動が人間らしくなっている証左だ。




僕たちの言葉を読む(理解する)だけでなく、
"空気"も合わせて読んで先に起こる未来を予見して行動する。
留守番のときなど、自分が一緒に出かけられないと知った時は、
恐ろしくもの分かりよく自らサークルにトコトコと入っていく。


人間臭くなるということは、
言いかえれば、ワンコらしくなくなるということでもある。
家の中で一緒に暮らす時には、"人間ぴーす"も良いんだけれど、
散歩など出かけるときはもっと"ワンコ"であって欲しいなんて
思ったりしてしまう。