「ぴーす」どんな犬?

ぼくたちが仕事や買い物に出かける準備を始めるや否や、
ぴーすは、たちまち察して外出用キャリングバッグに走り寄る。
“キャリングバッグ取って”と言わんばかりにツンツンとつつく。


散歩に出かけるときにはしない行動だから、明らかに区別して対応している。
服装の違いじゃない?と思ったりもしたけれど、
散歩に行くときと、外出するときとは、服装が違うこともあるし、同じこともある。


多分、ぼくたちは、ぴーすを連れて行く「散歩」のときと、
連れて行かない「仕事」や「買い物」のときには、違う「空気」を醸し出しているのだろう。
ぴーすは、その「空気」に反応しているのだ。
もう流行らないけれど「KY?」(空気が読める?)


でも、ぴーすの「KY」は、「ぼくたちが今何をしているのか?」を見ることで、
その結果「自分に何が起こるのか?」を読んでいる。つまり「先」を読んでいる。


今の空気が読めるか?読めないか?なんかじゃなくって「先を読めよ!」
ぴーすと暮らしていると、ときどきそんなメッセージを受けることがある。