ミラノにて

アテネにはどの航空会社も直行便がない。
ぼくはアリタリア航空ミラノ経由で行くことにした。
だから帰りも当然ミラノ経由である。


さて、帰国の前日ホテルでチケットを見てみると、
12:30アテネ発の便に乗るとミラノでの乗り換えの時間が45分しかない!
出国審査もあるっていうのに?全く時間の余裕がないってことじゃん!!!


ギリシャ→イタリア?
この二つの国を結ぶ共通点(あくまでもぼくのイメージだけど)
細かいことを気にしない!つまり時間にルーズ!!!
ギリシャ&イタリアの皆様ごめんなさい!)


もし乗り遅れたとしたら?フライト時刻表を見てみる。


なんと!!!
(@@;;;


翌日も翌々日も成田行のフライト予定が、、、
ない!!!


ってことは???


乗り継ぎに遅れたら帰国が月曜日になってしまう?
(今日は木曜日)


じょーだんじゃない!!!
(ぴーすにしばらく会えないじゃん!!!)


ってことで、朝6:30のアテネ発に乗るべく3:00に起きて空港へ。
そこで待っていた言葉「満席です!しかもオーバーブッキングです!」
目の前真っ暗ってこのこと?頭がくらくら。
(もっと早く気づけば良かった...)


「乗り継ぎの時間が45分しかないじゃない?お願い、乗せて...」
搾り出すように呟いたから?あまりに落ち込んだ表情から?
(いろんなプロセスを経てだけど、それ書くとキリないので)
なんだかんだで最後の一席がぼくに回ってきたのであった。


あー良かった!ホッ!


というわけで、いまミラノでこのブログを書いている。
でも乗り換えには7時間もあるのである。でも良いのである。
ぴーすにもうすぐ会えるのである。


しかし、ミラノ着陸前に見た景色のすごいコントラスト。
ミラノの平地はまったいら、なのに地平線の向こうに、
突然険しいアルプス?の山並みが屏風のように聳え立っている。
世界の終わり・果ての壁みたい。あれは圧巻だった。


もし、12:30アテネ発の飛行機に乗っていたら
決してそんな優雅な気分で景色を眺めていられなかっただろう。
これもぴーすのおかげなのである。