サンフランシスコだっていうのに朝から納豆定食を食べている。
さすがは日系ホテル？日本食のバイキングが用意されているのだ。
納豆だって、味噌汁だって、塩ジャケだって、なかなかいける。
ずっと以前の、ずっと若いころのぼくであれば、
わざわざ外国に来てまで日本食を食べなくたって、と思っただろう。
でも、今はありがたく食べている。
普通の旅行であれば、「非日常」を楽しみたいと思うだろう。
しかし仕事で出張となれば、「日常」を維持したくなるのだ。
そういえば、とぴーすを想う。
彼女は、いつでもどこでも「日常」を過ごしている。
「非日常」とは無関係に生きている。
