ぴーす、おかえり〜!
ぴーすが帰ってきた!
病院で、看護師さんに抱かれたぴーすは、
傷口を舐めないようにボディスーツを着せられ
全身をぶるぶるぶるぶる震わせて出てきた。
ぼくに気づくと、ばたばた、ぶるぶる、ぺろぺろ
妻に抱かれても、ばたばた、ぶるぶる、ぺろぺろ
よほど怖かったの?それとも寂しかったの?
ぼくはそのまま出勤したのだけれど、
震えはなかなか止まらず、妻は病院の待合室で
しばらくぴーすを抱きしめ続けたらしい。
帰宅すると、ぴーすはサークルに入りくんくんくん、
今度はベッドをくんくんくん、自分の縄張りを
確かめるかのように嗅ぎまわったあげく、
納得すると?ぴーすは喜びを全身で表すかのように、
狭いリビングルームをレーシングカーのように
ぐるぐるぐるぐるいつまでも走り回ったらしい。
ぶるぶる、ばたばた、ぺろぺろ、くんくん、ぐるぐる
やっぱりぴーすはぴーすだ!